「信用」って大事だよね


ありぎりす は以前から為替相場における
日本円が高すぎると思っていました。
 『もう30年も経済が停滞し続けているのに
  どうして、日本円はこんなに高いの?』

ということで、常々その理由を考えていたのですが、
たぶんそれは、どんなに状況が悪化しても、
我が国では、暴動も内乱も起こらない。
比較的治安が安定していて、戦争のリスクの少ない
安全な国だからではないでしょうか?

これは、まぁ一つの側面としては、
 私たち大衆が飼いならされた家畜
ということなのかも知れませんが、
 日本は戦争をしない信用できる国
ということであるのかも知れません。

しかし、ここにきて様子が違ってきているようです。
Screenshot_2022-05-11 外為:1ドル131円26銭前後と大幅なドル高・円安で推移 - ニュース・コラム - Yahoo ファイナンス.png

ロシアのプーチンによるウクライナ侵攻によって、
食料とエネルギーの国際価格が高騰しています。
世界各国はこのインフレ圧力に対応するために、
金利の引き上げを行っています。

ところが我が国の中央銀行、日銀は・・・
 【朝日デジタル:2022.03.28】
 『円急落、一時125円台に 6年7カ月ぶり水準、日銀の指し値オペで』

日本銀行が同日、長期金利の上昇を抑えるために国債を無制限で買い入れる「指し値オペ」を実施し、29日以降も初めて連続で実施すると予告したためだ。


ということで、今回の急激な円安、ということのようです。

その後も米国などは利上げしているのですが、
そのわりには130円/ドルほどで安定しています。

いまだに日本の信用は底堅いということでしょうか?

そもそも、お金って何なのか?
ザックリ言ってしまうと、
 お金 = 信用
です。

もうちょっと丁寧に言うと、
 お金を発行する中央銀行の信用
 お金の価値を保証する国家の信用

です。

さて、安倍晋三元首相は以前からこんなことを言っています。
 【BLOGOS:2017.03.08】
 『聞き捨てならない国債に対する安倍首相発言』

 「デフレ脱却を考えると国債を返し過ぎだ。国債は実質的には日銀が全部引き受けている。いまはマイナス金利だし、実質的に借金は増えない」
 「政府と日銀は親会社と子会社みたいなもの」
そして、先日も・・・
 【東京新聞:2022.05.10】
 『安倍元首相「日銀は政府の子会社」 国債買い入れ巡り発言 野党は問題視「とうとう本音が出た」』


これは、中央銀行の独立性を侵し、違法な
「財政ファイナンス」を行ったと自白したようなものです。
安倍晋三元首相は政権に居座り続けた8年ほども含め
我が国、日本の「信用」を毀損し続けています。
(-_-メ


各国が利上げする中で、日銀が利上げ出来ないのは、
利上げするとこれまで日銀が引き取ってきた国債、
国の借金が爆発的に増大するからでしょうか?

これでは八方塞がり、今後も円安は続き、
物価は上がり続けることになるのでしょうかね? (T^T)

あと、最近露骨に自民党維新の会に擦り寄っている
国民民主党、その代表の玉木雄一郎氏は・・・
 【共同:2022.05.10】
 『政府と日銀を一体視おかしくない
  玉木氏、安倍元首相発言で』

玉木氏は元大蔵官僚なのに・・・
いったい何を考えているのでしょうね?
今年の参議院選挙で自民、維新に協力してもらうからでしょうか?
自民党の別働隊、「ゆ党」はもうたくさんなんだけど?

つぎに、安全保障における「信用」について:
プーチンによるウクライナ侵攻で、
 ・軍備増強
 ・憲法9条の改正
 ・核保有(核共有)

などと言う連中が騒がしいです。
 安倍晋三元首相
とか
 維新の会
とか
 「日本会議」(宗教右翼)
とかね。 (-_-メ

核武装の愚かしさについては、過去ブログをご参照ください。
 【拙ブログ:2022年03月05日】
 『安倍、橋下、「維新の会」って・・・』


 【拙ブログ:2010.10.03】
 『核武装の損得勘定 追記あり』


軍備増強については、これも何度も書いてますが、
我が国の軍事費は世界有数です。
2018102999070227.jpg

それをどこまで増やしたら安心できるというのでしょう?
仮に我が国が軍備を増強したとしても、
他国がやはり軍備を増やしたら無意味です。
不毛な軍拡競争は避けるべきです。


憲法9条について、
 「憲法9条で国が守れるか?」
などと言う人がいます。
 【朝日デジタル:2022.05.09】
 『「専守防衛で日本は守れるのか」 維新・吉村副代表が9条改憲を主張』


はたしてそうでしょうか?

先日ロシアのプーチン大統領は、対独戦勝記念日で演説し、
 「欧州側がロシア侵攻を準備していた」
などと演説し、ウクライナ侵攻を正当化しました。

たとえこれが虚偽だったとしても、
軍備増強は軍事侵攻のよい口実になるのです。

ですから、
 「戦争放棄」を謳った「日本国憲法」
や、
 防衛はしてもこちらから攻撃はしません
と約束した国是、「専守防衛」は、
他国からの「信用」を得ることで
安全保障のうえでの強力な武器となっています。

なかなかそのありがたみが理解できないからと言って、
手放してはいけませんよ。

「信用」を得るためには誠実な実績を積み上げる必要があります。
嘘はいけませんよ。
 【東京新聞:2020.12.26】
 『「118回ウソ」証拠なき弁明 安倍氏「後援会が契約」認める 「桜」答弁訂正 』

安倍首相(当時)が
 「君と僕は同じ未来を見ている」
と語りかけた、プーチン大統領は
ウクライナに侵略戦争を仕掛けて
ロシアの国際的な「信用」は地に落ちました。


その影響は全世界に及んでいますが、特に今後、
ロシアの国民は辛酸を舐めることになるでしょう。

「信用」を築くには長い年月が必要ですが、
それを失うのは一瞬です。本当に、
 「信用」って大事だよね

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