NHKの毒デンパ


少し前の話になりますが、先月NHKはこんな番組を放送しました。
 『NHKスペシャル
  「円安に物価高 どうなる日本
   〜専門家たちの集合知で迫る〜」』


自称「公共放送」のNHKがいったい何を言うのか、
確認のために録画して視聴したんですが・・・・
酷いものでしたね。 ┐(´∩`。)┌

円安や物価高、そして低賃金、
こういった問題は私たち庶民が
個人でどうにか出来るような問題ではありません。

政府、日銀、企業、労働組合などに
これまでの問題点を指摘して、
対応策を提言するのが筋というものでしょう。

しかし、NHKが選んだ「専門家」たちはそんなことは言いません。
では、彼らは私たち庶民に何を語ったかというと・・・
 ・会社と賃上げ交渉をしろ
 ・スキルを磨け
 ・インバウンドを取り込め

・・・・

いったい何なんでしょうね、
私たちの努力不足だとでも言うのでしょうか?
何が「〜専門家たちの集合知で迫る〜」だよ、
 ふざけんな (-_-メ

番組の中で唯一まともなことを言っていたのが
政治経済コンサルタントのジョゼフ・クラフト氏、
 「内部留保が大きい企業ほど成長意欲が小さい、
 つまりお金を投資せずに貯金でためている。
 これだと成長しないわけです。
 海外だとそういう企業に対して取締役会とか
 株主がそこを疑問視するんですけど
 日本ではなかなかそれが言われない。
 ただ、一部優良企業で貪欲に成長を模索する
 企業がある一方で、現状維持でいいとい企業も
 沢山いて、これでは本当のいい循環の賃上げの
 構図は出来ないと思いますね。」

50分ほどの番組の中で聞くに値する話は
これだけでした。
なるほどね、海外では株主がちゃんと企業を
監視しているんだね。
『やっぱり日本は異常な国です (;´Д`)』

そして、物価高や通貨安や賃金に対して、
海外では当たり前に行われている
 ・消費税の減税
 ・利上げ
 ・ストライキ

こうした言葉が番組の中で
一言も出てこない異常さに呆れます。

我が祖国、日本をこんな異常な国にしたのは、
こうした毒デンパを垂れ流す自称「公共放送」
なんじゃないかしらね。 (-_-メ

関連する過去ブログ:
 【拙ブログ:2021年11月24日】
 『NHKの「邪論・珍論」に呆れる ┐(´∩`。)┌』



さらに、番組表を確認していたら、
こんな番組が目に止まりました。
 『BS1スペシャル
 「完全版 開戦 太平洋戦争〜日中知られざる攻防〜」』

初回放送は昨年末だったようですが、
12月8日の午後8時からBS1で再放送されるようです。
12月8日と言えば真珠湾攻撃の日です。
番組案内にはこんなことが書かれています。
中国国民政府を率いた蒋介石の膨大な日記の全貌が明らかになった。日中戦争の国際化を目指したその戦略は、太平洋戦争開戦へとつながっていた。そして、日本の選択とは。


まるで日本が蒋介石にはめられて
太平洋戦争に踏み切ったとでも言いたげです。

しかしそんなことはありません。
現在ロシアからの侵略を受けているウクライナの
ゼレンスキー大統領も国際社会に支援を要請し続けています。

当時、日本から侵略されていた蒋介石だって、
当然各国に応援を求めていたし、出来ることなら
参戦してもらって、一緒に日本と戦ってほしかったでしょう。
蒋介石の日記にそうしたことが綴られていたって
何のふしぎもありません。

しかし、当時の欧米列国は中国に冷淡で、
日、独、伊に対して宥和政策をとりました。
この辺の詳しい話は、こちらをご覧ください。

NHKは宗教右翼の『日本会議』に乗っ取られちゃって、
無謀な「歴史戦」を続ける気なんでしょうかね?

こんな毒デンパを垂れ流しといて、
請求書を送りつけてくるなよ、NHK。

これじゃあ注文もしていないのに
不良品を送りつけて請求書を送りつける
詐欺業者と変わらないじゃないか。 (-_-メ

関連する過去ブログ:

 【拙ブログ:2022年05月04日】
 『どうしてNHKはここまで狂ったのか? 追記あり』


 【拙ブログ:2022年01月31日
 『NHKが「歴史戦」に参戦?!』


 【拙ブログ:2014年08月15日】
 『「降伏の日」に思う』


 【拙ブログ:2016年08月15日】
 『強欲の果てに・・・』


 【拙ブログ:2018年08月13日】
 『どうして日本はあんな無謀な戦争を仕掛けたのか? その1』


 【拙ブログ:2018年08月16日】
 『どうして日本はあんな無謀な戦争を仕掛けたのか? その2』

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