「異次元の少子化対策」そのこころは?
昨日は岸田文雄首相が「異次元の少子化対策」などと
あまりにも呆れたことを言うので、ついつい、
皮肉な笑い話を書いてしまいました。 f(^_^;
今回はもう少し真面目に考えてみましょう。
それではどうして岸田首相は、
「異次元の少子化対策」なんてことを言ったのでしょう?
これは、故安倍元首相の「アベノミクス」、「異次元の金融緩和」の
パクリ、二番煎じでしょう。
つまり、どれだけ嘘を言い続けても支持率が高かった
安倍政権にあやかりたい、そういうことじゃないですか?
しかし結果は国民に呆れられ、顰蹙を買うだけでしたね。
岸田首相から指示された官僚たちも頭を
抱えているんじゃないかしらね。
【朝日デジタル:2023.01.05】
『「異次元の少子化対策」財源どこから? 省庁会議で対策と負担議論へ』
岸田首相、その「こころ」は、
支持率が下がり続けていてこのままじゃヤバイ。
何か国民のウケを狙ってインパクトのある政策を
ブチ上げ無くては政権がもたない
といった感じでしょうか?
これで官僚から、
「子ども一人産んだ世帯にオムツ二枚づつ配れば
支持率爆上がりですよ」
なんて提案が出てきたら大爆笑だよね。
【拙ブログ:2020年04月02日】
『「マスク二枚」の笑撃』
さて、ここで少し真面目に少子化対策について考えてみましょう。
そもそも、どうして出生率が低いのか?
「人喰い鬼」どもがやった雇用の破壊によって、
我が国の労働者の40%が不安定な非正規労働者になりました。
仕事も収入も不安定な状態で結婚するのは難しい。
麻生太郎首相(2009年当時)も、
「稼げるようになったうえで結婚した方がいい」
と言ってましたが、生涯派遣ではいつまでたっても
「稼げるように」なりません。
で、派遣法を改悪したのが自民、公明政権なわけです。
麻生太郎はこんなことも言っている。
「いかにも年寄りが悪いという変な野郎がいっぱいいるけど、
間違っていますよ。子どもを産まなかったほうが問題なんだから」
【リテラ:2019.02.04】
『麻生太郎財務相が「子どもを産まないのが問題」発言の一方で、「金がないなら結婚するな」! いったいどうしろ、と?』
なんとか結婚できても、人並みの生活をするには、
共稼ぎをするしかない。
だけど、妊娠、出産となれば女性は休職せざるを得ない。
だけど一旦休職したら復職は難しかったりする。
復職できたとしても、保育園に空きがなければ、
働き続けるのは難しい。
そして、子ども一人を育て上げるためには、
養育費、学費含めて数千万円くらいは必要になるでしょう。
出産一時金に多少上乗せされたからといっても、
とても二人目を作る気にはなれないのではないかな?
【共同通信:2023.01.05】
『「もう1人産もうとは思わない」出産一時金が50万円に増額、岸田首相は「過去最高」と誇示するが…』
ですから、「異次元」ではなくて、真面目にこの次元、
現実世界で少子化対策をやるためには、これまで
自公政権がやってきた愚劣な政策を全否定して、
日本の社会を作り変えるくらいの大変革が必要なのです。
岸田文雄首相は「子どもファースト」なんてことも
言っているようですが、子どもたちを守るためには、
その親たちを含めた社会全体を救う必要があるのです。
はたして、岸田首相、自民党、公明党政権に
それだけの覚悟はあるのでしょうか?
とりあえず口先だけで今年の統一地方選挙を乗り切ろう
そういう腹づもりなんじゃないでしょうか?
またつまらない話を書いてしまいました。
今回のお詫びは、スズメです。
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